なぜ手ぬぐいは切りっぱなし?その利点と活用術とは|手ぬぐいのオリジナル製作はお任せ下さい。染め・名入れプリント印刷まで激安てぬぐい作成いたします。

  1. 手ぬぐいの卸
  2. 手ぬぐいの卸通信
  3. なぜ手ぬぐいは切りっぱなし?その利点と活用術とは

なぜ手ぬぐいは切りっぱなし?その利点と活用術とは

なぜ手ぬぐいは切りっぱなし?その利点と活用術とは

手ぬぐいといえば古くから日本人に親しまれる小物であり、当店でも激安製作できるノベルティ・粗品の定番アイテム。
実は、日本手ぬぐいの端は切りっぱなしになっていることをご存じでしょうか?

今回はなぜ手ぬぐいは切りっぱなしになっているのか切りっぱなしだからこその利点や活用術を踏まえて紹介します。

目次
  1. 手ぬぐいが切りっぱなしである理由とは?
  2. 手ぬぐいが切れっぱなしであることのメリット
    1. 乾きが速い
    2. 衛生的
    3. 裂いて使える
  3. 裂いた手ぬぐいの活用術
    1. 包帯
    2. 鼻緒の前坪
    3. ロープ
    4. 小物(ハンカチ、おしぼりなど)
  4. 切りっぱなしが気になる時の対処法
  5. まとめ

手ぬぐいが切りっぱなしである理由とは?

手ぬぐいは、平織りの木綿生地を一定の大きさに切り分けて製造します。

裁断された短辺のほつれを止める工程が無く、切りっぱなしにするのが昔からの伝統的な制作方法です。

江戸時代

この製法が定着したのには、手ぬぐいの歴史的背景が関係しています。

手ぬぐいが日本人の生活必需品として定着したのは、江戸時代。
木綿の栽培が盛んになったことで庶民の着物が木綿で作られるようになり、その余った布を利用して手ぬぐいが作成されました。

余り物の生地から作ったため、わざわざほつれを縫わず切りっぱなしのまま使うスタイルが普及したようです。
そのうち切りっぱなしであることを利点に、手ぬぐいはそのままでも切っても使える便利な日用品として浸透しました。

手ぬぐいが切れっぱなしであることのメリット

縫製がだんだん面倒になってしまったから切りっぱなしになった・・・のではなく、昔から手ぬぐいといえば切りっぱなしが当たり前であったわけです。

切りっぱなしにすると下記のようなメリットがあり、今でも周囲縫製をしないまま販売するのが定番となっています。

乾きが速い

手ぬぐいを絞る

短辺が切りっぱなしになっていると、濡らしても水分が溜まりにくく乾きが速くなります。

江戸時代に手ぬぐい文化が盛んになった頃、同時期に銭湯が流行っていて、手ぬぐいは入浴用に使われていました。

現在でも手ぬぐいは速乾性の高さから濡らしたり汗を拭いたりすることが多いですが、それらは切りっぱなしだからこその活用方法なのです。

衛生的

手ぬぐいを乾かす

乾きが速いということは、雑菌やカビが繁殖しにくいという衛生面のメリットも挙げられます。

先述したように、手ぬぐいは昔から身体に触れるものとして定着した小物です。
切りっぱなしにすることで雑菌が好む湿気が生地から逃げていき、汚れが身体に付着するのを防ぎます。

衛生的で雑菌の発生を抑えるため、生乾きでも嫌な臭いが発生しないというのも嬉しいポイントです。

裂いて使える

手ぬぐいを裂いて使用

切りっぱなしになっていると、手で簡単に裂くことが出来ます。
裂いて使えば、ケガや下駄の鼻緒が切れた時の応急処置に便利。

いざという時の備えになる為、最近では防災グッズやアウトドアグッズに手ぬぐいが重宝されています。

裂いた手ぬぐいの活用術

裂いて使えると言われても、具体的な用途がわからないとなかなか使いづらいのではないでしょうか?
切りっぱなしの手ぬぐいだからこそ、下記のようなさまざまな活用術があります。

包帯

応急処置に

ケガをして救急用品がないとき、包帯の代わりになるのが手ぬぐいです。

切りっぱなしになっている短辺を端から裂いて、残りを数センチ残し折り返してまた裂いてを繰り返すと、一般の細長い帯のような形になります。

衛生的な手ぬぐいを巻きつけることで、ケガをした部分を外気の汚れから守り、止血にも有効です。

鼻緒の前坪

鼻緒の前坪に

浴衣で出かけたとき、下駄の鼻緒を固定する前坪が切れてしまったという経験はありませんか?
そんな時も、手ぬぐいを裂いて活用すればOK。

切りっぱなしの短辺の端を裂いて、短い一本の帯を作ります。
その帯を鼻緒に通し、前坪に入れて下駄の裏側で結ぶと、下駄が歩ける状態に復活するのです。

江戸時代から伝わる活用術ですが、最近は若い世代や海外旅行客が着物をレンタルする機会が多いため、ノベルティにオリジナル手ぬぐいを配布すると万が一の助けになるかもしれません。

ロープ

布を断つ

手ぬぐいを切りっぱなしの部分から細く裂いていくと、細長い帯が数本出来上がります。
その帯を方結びにして一本に繋げば、即席のロープが完成。

命綱の他に避難所の間仕切りや物干しなどに活用できるため、防災バッグに手ぬぐいを備えておくと便利です。

小物(ハンカチ、おしぼりなど)

お弁当包みに

非常事態や浴衣を着たとき以外にも、切りっぱなしの手ぬぐいは普段使いの小物としても活躍します。

手ぬぐいの横幅は90㎝が定番なのでそのまま持ち歩くのはやや大きいかもしれませんが、長辺からハサミで半分に裂けばハンカチにぴったりです。薄くて衛生的で、小さなバッグにも忍ばせられます。
2等分もしくは3等分に小さく切って、お弁当用のおしぼりにするのもお薦め。

洗って繰り返し使えて、乾きが速く毎日お弁当を持参する人にはもってこいです。

切りっぱなしが気になる時の対処法

手ぬぐい 切りっぱなし箇所

手ぬぐいは切りっぱなしで作成するのが定番ですが、ほつれが気になってしまう場合はいくつかの対処法があります。

記念品や粗品で貰った手ぬぐいは、使っているうちに切りっぱなしの短辺から糸がほつれてくることも。
ほつれた糸が長くなってきたら、短辺をハサミで切り揃えるとほつれが解消されます。

新品の手ぬぐいは、ほつれを防止するために何度か洗濯するのがお薦めです。
最初は糸がほつれてくることがありますが、洗濯を繰り返すと切りっぱなしの糸が落ち着いてきます。

インテリアに

また、手ぬぐいを発注するときに切りっぱなしにしたくないというケースもあるかもしれません。
当通販店でも、ご注文頂いた美しい名入れプリントを活かし、額縁に飾ってインテリアに活用して下さるお客様も大勢いらっしゃいます。

印刷デザインにこだわって製作したいのであれば、短辺を切りっぱなしにせず、オプションで四辺全てを縫製することも可能です。

まとめ

手ぬぐい使用例

特注手ぬぐいを格安価格で制作する当店が、手ぬぐいが切りっぱなしになっている理由を解説しました。
江戸の人々のもったいない精神から普及した手ぬぐいは、切りっぱなしだからこその利点と豊富な活用術があり、現代でも愛されているのですね。

切りっぱなしである理由を知らないでオーダーしてしまうと、「これって不良品?!」と勘違いしてしまうかもしれません。
裂いて使えば何かと便利だと知っていれば、使ってもらえる機会が増えて訴求効果も高まります!

関連記事
お問い合わせお気軽にご連絡下さい。
携帯・PHSからでも通話料無料!
  • FAX03-6380-1217
  • MAIL
営業時間:平日9:00~19:00 / 土曜 10:00~17:00(日・祝休み)